犬は、人にとって最良のパートナーです。
それはその行動形態が人に似ているところがあるからだとも言われています。
またある学説では、「犬を飼っている人は犬を飼っていない人に比べ、体の不調を訴えることが少なく、飼い主の生理全般に健康をもたらす」と言われています。人は犬を撫でることで安らぎをおぼえ、犬も同様に心落ち着くのです。
いまや犬は人にとって大切な家族の一員となりましたが、その大切な家族といきいきと楽しく暮らすためにはルールがあります。
飼い主との良好なパートナーシップは「トレーニング」「食事」「ケア」そして「ストレスのない清潔な環境づくり」にあり、これは人間とまったく同じことです。
また良好なパートナーシップを築くためには、犬の特性についても理解しておくことが大切です。
犬の特徴
群れの心理って?
集団の中で生き、社交的であり、これを通じて幸せを得たり、様々なことを学んでいくのは人間も犬も変わりがありません。したがって、犬も人間の家族(群れ)の一員として、うまく溶け込み、幸せを得ることができるのです。
また犬は群れのリーダーには絶対に従い、安心を得て、様々なルールを学んでいきます。そこで飼主を群れのリーダーと認識させ、集団(家族)の一員として、しっかり付き合っていくことが大切なのです。
犬は好奇心旺盛
犬は人間と同じで、非常に好奇心が強く、一生を通じて自分の体験したことから様々なことを学びとっていきます。飼主は、人間と付き合うのと同様に、犬に対しても、その本能を理解し、個性や性格を認めて付き合っていくことが必要となります。
人間がそれぞれ性格が違うように、犬もそれぞれ違うということを覚えておきましょう。
疲れにくい体
犬は人間よりも長い間走ることができ、人間よりも早く疲労を回復します。犬は必要に応じて、体内の血液量を変えることができ、疲労した筋肉へ多くの血液を送るなど、体力を維持することができるのです。
なわ張りって?
犬も人間も“なわ張り”を作る動物です。但し犬は、体臭や排泄物などでなわ張りを示し、なわ張りを守ろうとします。
人間の家族と暮らしている犬が、家に近寄ってきた人を吠え立てるのは、犬にとって家が大切な場所(なわ張り)だからなのです。
犬の体の動きって?
犬は体重の60%を前足で支えています。後足は、瞬時に加速するために使われます。アキレス腱は、体を支え、動かすのに最も発達した一部です。強靭な顎の筋肉でものをくわえたりします。首の筋肉により、頭は200度以上回転します。
骨と筋肉の成長は犬にとって大切なことなのです。飼主はこの成長を阻害する(または痛める)環境を作り出さないようにすることが必要となります。
犬の視覚って?
狩猟動物である犬の目は、人間よりもはるかに、遠くの小さな動きをとらえることができますが、近い対象物になると人間の方が認識力が高いようです。
犬の触覚って?
五感の中で、視覚、聴覚、嗅覚、味覚は生まれてから徐々に発達するのに対し触覚だけは「身を守るために母親から離れない」ために、生まれたときからほぼ完璧に備わっていると言われています。
また犬の皮膚や被毛は有害な物質や微生物が体内へ侵入することを防ぎ、毛を立てたりして体温を調節しています。
犬の聴力って?
人間に比べて4倍遠くの音を聞きわけ、600分の1秒で場所を感知します。このように犬は音に非常に敏感なので、中には神経質になってしまう犬もいます。
そんなときは、ゲージなどを静かな場所に移動してあげたりして、できるだけ犬のストレスを和らげてあげましょう。
犬の嗅覚って?
嗅覚は人間の100万倍以上あると言われています。また危険な臭いに対しては1,000万倍以上になるとも言われています。臭いは乾いているときよりも、湿った環境の方がよくにおいます。
犬の鼻が濡れているのは、臭いをかぎやすくするためです。
人間が良いと思っても、犬にとっては不快な香りもあるようなので、家の中で使われる「香り」や「臭い」の発生源には十分注意しましょう。
犬の味覚って?
舌には味(あまい、からい、しょっぱい、にがい、うまい)を感じる「みらい」というものがあります。人間が10,000個に対して犬は2,000個です。したがって人間ほどグルメではないにしても、きちんと美味しいものを感じる味覚があるのです。
また食べ物を前にして、犬がよだれを出しているのは、食べ物をきちんと胃へ流し込むためのもので、人間の「唾液」と役割は異なります。









